Archive for 10月 3, 2013
八面大王・里山歩き
長野県の安曇野には、古くから伝わる伝説上の人物「魏石鬼」またの名を「八面大王」と呼ばれた強い人物がいたそうです。
出典となった『信府統記』によると、「八面鬼士大王」を首領とする盗賊団で、中房山という所に魏石鬼という名の鬼賊が居り、八面大王を称し、神社仏閣を破壊し民家を焼き人々を困らせていたため、805年、田村守宮を将軍として、討伐を命じ、安曇郡矢原庄に下り、泉小太郎ゆかりの川合に軍勢を揃え、806年に賊をうち破ったそうです。
魏石鬼の首を埋めたのが「塚魔」で、盗賊達の耳を埋めたのが「耳塚」で、立足地区は、足が埋められており、その他にもその時のものが点在するそうです。
大王社は八面大王の胴体が埋められているそうです。
『仁科濫觴記』には、より詳しく、詳細に書かれているので、こちらの方が信憑性があります。
とまあ、有明山信者と魏石鬼の岩屋周辺の里山を歩く、大人の遠足はいかがでしょう。
1時間ぐらいブラブラとするにはいいコースです。
有明山神社には、八面大王を倒した田村麻呂の伝説の刀があるといわれています。
八面大王が住んでいたとされる魏石鬼の岩窟もちょっと雰囲気?ありますよ。